WordPressで利用する写真をFTPを使って、アップロードした際に、メディアライブラリに表示されず、困ったことはございませんか?
通常WordPressで写真をアップロードする際は、WordPress上で、写真をメディアからアップロードするかと思いますが、アップロードしたい写真が50枚、100枚以上ある場合は、メディアからアップロードするのも大変な場合があるため、FTPを使ってアップロードする方が楽な場合があります。
そのため、私も実際にFTPから写真などをアップロードしたことがあるのですが、メディアリブラリーに表示されず、記事で写真を利用することができないなどの問題が発生し、かなり苦労しました…。
最終的にある方法で、どうにかアップロードした写真をメディアライブラリに表示することができたので、その方法をまとめておきます。
同じような問題でお困りの方のお役に立てれば幸いです。
プラグイン:Media Syncを利用しよう!!
私の場合、前述した問題は、「Media Sync」というプラグインを利用することで、解決することができました。
以下にMedia Syncのインストールからの手順等を記載していきます(FTPを使った画像ファイルのアップロードは完了している前提で記載しております)。
- Media Syncをインストール
- メニューバーの[設定] > [Media Sync]を開き、Media Syncの設定を確認し、変更する必要がある場合は変更する
- 可能な限り、現時点でのWordPressのバックアップを取得しておく
- メニューバーの[メディア] > [Media Sync]を開き、「Sync – uploads directory」の「Scan Files」をクリックする
- FTPにてアップロード済みで、メディアライブラリに表示したい画像ファイルを選択する
- [5.]にて、選択した画像ファイルに間違いなければ、「Import Selected」をタップして、インポート作業にエラーが出ないかどうか、確認する
- [6.]にて、エラーがでなければ、「Dry Run (test without making database changes)」のチェックを外し、再度「Import Selected」をクリックする
- インポートした画像ファイルがメディアライブラリに、しっかり表示されていることを確認する
1.Media Syncをインストールし、有効化
2.メニューバーの[設定] > [Media Sync]を開き、Media Syncの設定を確認し、変更する必要がある場合は、変更する
「Show “Dry Run” option」とは、「本番前に事前にテストを行いますか?」というような感じです。私はONにしました。
「Preselected / default value for file date」は、ファイル日付の選択項目です。私の場合、ファイル日付は、アップロード対象の画像ファイルが持つタイムスタンプで定めたいと考えていたため、私は「File time」を選択しました。
3.可能な限り、現時点でのWordPressのバックアップを取得しておく
後ほどの画面で、バックアップを取ってくださいと表示されますが、今回は画像に関することなので、可能な限り念のために、バックアップを取得しておきましょう。
WordPressのバックアップを取る手段は、それぞれで異なると思いますので、各々のやり方でバックアップが取得できれば問題ないです。
4.メニューバーの[メディア] > [Media Sync]を開き、「Sync – uploads directory」の「Scan Files」をクリックする
5.FTPにてアップロード済みで、メディアライブラリに表示したい画像ファイルを選択する
私の場合は「Show “Dry Run” option」がON、「Date/time to set for newly imported files:」が「File time」になっているか、確認しました。
FTPソフトを使って、該当の画像ファイルを2024年の6月のフォルダーの中にアップロードしました。
今回は、赤矢印部分の「not_uploaded.jpg」をメディアライブラリに表示させるため、この画像ファイルを選択。
既にメディアライブラリで確認できる画像ファイル(例:sample.jpg)に関しては、ファイル名が薄くなり、ファイル名の横に、「Already in」と表示されています。
6.[5.]にて、選択した画像ファイルに間違いなければ、「Import Selected」をタップして、インポート作業にエラーが出ないかどうか、確認する
「Import Selected」を選択すると、下の青ゲージが動きます。問題なく処理が完了した場合、画面上部に「Done…」という文章が表示されます。
ただし、現状「”Dry Run” option」が有効になっているので、テスト処理で完了している状態となります。「テスト処理は問題なくうまくいっていますよ」ということになるかと思います。
7.[6.]にて、エラーがでなければ、「Dry Run (test without making database changes)」のチェックを外し、再度「Import Selected」をクリックする
テスト処理が完了して、本番に移って問題なければ、再度「Import Selected」を押下しましょう。
今回選択した画像ファイル数などによっても変わってきますが、この本番に関しては、先ほどのテスト時よりも、完了するまでに時間がかかる場合があります。
青いゲージが右端まで進み、エラー等が表示されなければ、完了です。
8.インポートした画像ファイルがメディアライブラリに、しっかり表示されていることを確認する
実際にメディアライブラリを開き、今回選択した画像ファイルがそこにしっかり表示されるかどうか、確認しましょう。
確認できれば、成功です!