「スキンケア」は、少し前まで「女性だけが行っているもの」というイメージが大きかったですが、今や女性・男性問わず、多くの方が行っている毎日の習慣といっても過言でないほど、一般的になりました。男性でも化粧をする人が増えていますよね。
毎日肌の手入れをすることで肌を清潔な状態に保ち、未然に肌トラブルを防いだりと、スキンケアの役割はとても大きいと言えます。
そんなスキンケアなのですが、自分が行っているスキンケアが合っているのかどうか、疑問に感じたことはございませんか?
私も日々スキンケアを行っていて、自分のスキンケアが自分に合っているのか、自分の肌を見ながら、長い間向き合ってきました。最初のころは、自分に合っていないスキンケアが原因だったためか、肌は乾燥し、ニキビやニキビ跡ができるなど、肌の状況は最悪。
そんな肌の状況が長く続きましたが、ここ数年は、とても肌の調子が良く、快適に過ごせています。
肌は人それぞれなので、肌がきれいな方が行っているスキンケアが必ずしも自分にとっても良いとは限りません。しかし、肌がきれいな方が行っているスキンケアを参考にすることで、自分に合ったスキンケアに出会える可能性を高めることはできると、個人的には考えているため、今回自分のスキンケアに関して、雑記のような形でまとめてみました。
スキンケアは基本的にシンプルに!!引き算思考のスキンケアが自分には合っていた
スキンケアを始めたころ、色々な化粧品を購入しては、「試しては次の化粧品」、「試しては次の化粧品」のように、色々な化粧品を使い続けた結果、一日で使っている化粧品の数が多くなり、どの化粧品が自分に合っているのか、分からない状態となり、無駄にお金がかかっていた時期がありました。
当時の私には、使っている化粧品を減らすという思考が欠けていましたね…。なぜなら、「この化粧品の使用をやめてしまうと、肌の状態が悪くなってしまうのでは」という恐怖心のようなものがあったからです。
当時、肌が荒れに荒れていて、ニキビなども凄くできており、ニキビやニキビ跡に効くと言われている洗顔や化粧品などを使い、それで一時的に肌の状態が安定すると、安心するという状態でしたから、「今使っている化粧品の使用を中断して、ニキビが増え、肌の状態が悪くなってしまってはどうしよう」と考えてしまい、使っている化粧品の数を減らし、スキンケアをシンプルにするという選択を取れませんでした…。
しかし、ある日を境に、この考えを改めることになります。そのきっかけは、ある日三日三晩高熱で寝込んでしまった際に、スキンケアをほとんどしなかったことです。
その時は本当に体調が悪く、スキンケアはもちろんのこと、入浴さえもほとんどできず、ずっと寝ているような状態で、頭の中では「しっかりスキンケアしなければ」と考えていたのですが、あまりのキツさにそれどころではなく、顔をぬるま湯でゆすぐ程度しかできていませんでした。
4日目以降から、体調が回復し、これまでの生活に戻れそうと思い、一日を過ごしていた時に、ふと気がついたのです。肌の状態がそこまで悪くなっておらず、むしろいつもより少しマシな気がしていることを。
「あれ、そこまで肌の状態が悪くないかもしれない。もしかして、これまでいろいろな化粧品などを使い、かなり神経質にスキンケアを行ってきたことが原因だったのかも」
当時皮膚科にも通っていたものの、当時は肌の状態がなかなか改善せず、気持ちは常に沈んでいる状態だった自分には、ほんの少し光が見えたような気がしました。
そこから、色々な化粧品を試しながら、現状のスキンケアを見直し、自分に合ったスキンケアを追求することによって、ここ数年は、非常に快適に過ごせています。
スキンケアというと、スキンケアで使う化粧品ばかりに関心が向きがちです。もちろん使用する化粧品も大切なのですが、スキンケアの方法もとても大切です。
引き算思考のスキンケアは、使用する化粧品などをできるだけ少なく、シンプルにすることで、自分の肌の状態(土台)を確認しやすくし、肌が本来持っている力を引き出しやすい状態を目指すスキンケアです。(自分が勝手にそう呼んでいるだけ(笑))
また当時は、自分の中で常識と思っていたようなことも、しっかり考え直すよう心掛けました。
- 化粧水は必ず使わないといけない
- ニキビ肌には保湿は必要ない
上記のようなことですね。
スキンケアは以下のようなステップになると、個人的に考えてます。当然、朝や夜、肌の状況などによりけりですが…。
- クレンジング
- 洗顔
- 保湿
- 日焼け止め
クレンジング
クレンジングを行う主な理由は油性のメイク汚れ等を落とすためです。油性のメイクを水で落とそうとしてもほとんど落ちません。なぜなら油は水をはじくからです。
その水では落ちないメイク汚れを落とすためにクレンジングには以下の物が含まれています。
- 油分
- 界面活性剤
- その他
そのための部分には水分や保湿剤だったり、香料だったり、様々です。クレンジング料でメイクが落ちる仕組み以下の通り。
- クレンジング料の油分で肌の上からメイクを浮き上がらせる
- 水をはじく油分を水で流せるようにするために界面活性剤と油分をなじませる
- 肌からメイクが落ちる
クレンジング料には様々なタイプがありますよね。クレンジング料は油分と界面活性剤、水分の量のバランスによってシートタイプやオイルタイプ、クリープタイプやジェルタイプに分類されます。
素早く簡単にメイクを落とすことができるシートタイプを使っている人も多いでしょう。シートタイプのクレンジング料は油分でメイクを肌から浮かせるという手順を飛ばし、界面活性剤で一気にメイクを落としています。
つまり界面活性剤のみでメイクを落としていることです。
だから素早くメイクが落ちる反面、洗浄力が強く肌に負担をかけるため、人によっては肌荒れの原因となってしまうこともあります。
クレンジングの際にやってはいけないことは以下の通り。
- もったいないからと言ってクレンジング料を節約すること
→手による刺激が増加するから。 - こすりながらクレンジングをすること
→洗浄力が強いクレンジング料をこすりながら使うと余計に肌に負担を与えてしまうから。 - クレンジングを長時間やること
→必要以上に皮脂を取り除いてしまい、乾燥をまねくから。 - 熱いお湯をつかうこと
→必要以上に皮脂を取り除いてしまい、乾燥をまねくから。 - クレンジングをしたからと言って洗顔を怠ること
→クレンジングの目的はあくまでメイクを落とすことで、メイク以外の汚れを落とすのには洗顔をすることが大切だから。
基本的にクレンジングは肌に負担を与えてしまうことになります。
肌があまり強くない人は、シートタイプやオイルタイプのクレンジング料を常に使うのではなく、そこまでメイクが濃くなければ、界面活性剤と油分のバランスがよく、肌への刺激が少ないクリームタイプに変えるなど、臨機応変に対応しましょう。