
スマホのアップデート、通知などを見逃すと、忘れがちですよね。私は複数台のスマホを所有しておりますが、スマホのアップデートをすることを忘れることが割とあります(笑)。スマホを使い慣れている私でさえ忘れるので、スマホ初心者の方やシニアの方が忘れてしまうのも無理もありません。
ご存じの方も多いかもしれませんが、スマホをアップデートするときは、そのアップデート方法も重要ですが、実はいくつかの注意点があるので、それを心得ておく必要もあります。そうでないと、基本的には問題ないのですが、最悪「アップデートをしてデータが消えてしまい、スマホが使えなくなった」ということも起こりえるのです。
今回は、特にシニアの方やスマホ初心者向けに、Androidスマホを安全にアップデートする方法と注意点を解説します。
1. そもそもAndroidスマホのアップデートとは?
Androidスマホの「アップデート」とは、新しい機能を追加したり、安全性を高めたりするための更新のことです。スマホには様々な機能があり、新しい機能が増えたりする面がある一方で、世の中には、スマホにとって脅威となる物も増えています。スマホを定期的にアップデートを行うことで、スマホをより安全に、そして快適に使うことができるわけです。
そのため、スマホのアップデートを行わないと、スマホの中身が古いままになってしまい、どんどん置き去りにされてしまいます。その結果、スマホがウイルスなどの脅威に対抗できなくなってしまう恐れもあるのです(あくまでわかりやすい一例です)。
2. スマホをアップデートする前の注意点
スマホをアップデートをする前に、次の点に注意しましょう。
① 充電は十分にしておく
スマホのアップデートには時間がかかることがあるため、充電をしっかり行っておく必要があります。バッテリーが50%以上あると、ひとまず安心です。しかし、これまでアップデートを十分に行っていない場合、アップデートが長時間になる恐れもあります。アップデートの状況や機種によっては、1時間ほどかかることもあるため、万全を期す場合は、満タンにしてもからでもいいでしょう。
もちろん充電しながらアップデートすることも可能です。しかし、アップデートの状況や機種、また季節(夏など)や室温などによっては、アップデートをするだけでも、スマホからの発熱が強まる場合があります。その上、充電をするとさらに発熱が高まるおそれもあるため、そのような懸念がある場合は、先に充電をしてからスマホをアップデートする方がより安全ですね。
② Wi-Fiに接続する
スマホのアップデートには大きなデータをダウンロードするため、それに伴い、たくさん通信を行います。そのため、可能であればWi-Fiに接続してからアップデートをすると安心です。なぜなら、たくさん通信をすると、その分、ギガをたくさん消費するからです。
モバイル通信(「4G」・「5G」等と、スマホ画面に出ている状態)を使うと、通信量が多くなり、その結果、ギガを使ってしまい、追加料金が発生することもあります。それに対し、Wi-Fiに接続していれば、追加料金が発生する可能性等は原則ありません(プラン等によって異なるため、正確な情報は通信会社に確認すると安心です)。
③ データをバックアップする
アップデート中に、電源が切れてしまったり、アップデートが正常に終了しなかったりすると、データが破損する可能性もありますので、万が一のトラブルに備え、大切な写真や連絡先をバックアップしておくと安心です。
主なバックアップ方法は以下の通りです。
- Googleアカウントにバックアップ(設定→Google→バックアップ)
- SDカードやパソコンに保存する
- 各通信会社の提供のバックアップアプリなどを利用する
3. スマホをアップデートする方法
アップデートの手順はとても簡単です。
① スマホの設定を開く
ホーム画面から「設定(⚙)」をタップします。
② 「システム」→「システムアップデート」を選択(機種やメーカーによって異なる場合がある)
設定の中にある「システム」をタップし、その後「システムアップデート」を選びます。
③ 「アップデートを確認」→「ダウンロードしてインストール」
新しいアップデートがある場合、「ダウンロードしてインストール」というボタンが表示されるので、タップして進めます。
④ スマホを再起動する
インストールが完了すると、スマホが自動で再起動します。再起動後、アップデートが完了します。
4. アップデート後の確認事項
アップデートが終わったら、以下の事項を確認しておくと安心です。
① アプリが正常に動くか確認
アプリによっては、アップデート後に動作が変わることがあります。アップデートにより、スマホとアプリが合わなくなってしまう場合があるためです。
日常的に使うアプリ、例えばLINEや電話アプリ、キャッシュレスアプリなどを開いて、問題がないか確認しましょう。
② 設定が変わっていないか確認
アップデート前に設定していた一部の設定(文字の大きさや音量など)がリセットされることがあります。アップデート後、使いにくくなった場合は、設定を見直してみるといいかもしれません。
5. アップデートできない場合の対処法
もしアップデートができない場合、以下の方法を試してみるといいでしょう。
① ストレージの空き容量を確認する
ストレージ(データ保存容量)が不足していると、アップデートができないことがあります。写真や動画などは、データの容量が大きいものが多く、特に動画はスマホの容量を圧迫することが多いです。不要な写真や動画を移行・削除を検討するのも一つの手です。
② スマホを再起動する
一度スマホの電源を切って、再度電源を入れてからアップデートを試してみましょう。何か問題が起きている場合、スマホの再起動で問題が解決する可能性があるからです。
③ Wi-Fiの接続を確認する
Wi-Fiが不安定な場合、アップデートが途中で止まることもあります。Wi-Fiに接続できている場合、スマホ画面右上に、Wi-Fiの電波の感度を示すアイコンが表示されていると思うので、それが電波が弱いことを示しているなら、スマホを移動させ、強い場所でアップデートを試してみるといいでしょう。
こういった状況は、特に戸建てのような1階にWi-Fiルーターがあり、2階で作業をしているなどの状況下で発生することが多いです。
6. まとめ:スマホを安全にアップデートして快適なスマホライフを送りましょう!
Androidスマホのアップデートは、セキュリティを強化し、快適に使い続けるために重要です。アップデートを適宜実施しなければ、最悪,、スマホの基本機能である電話やこれまで使えていたアプリなどが使えなくなってしまう恐れもあるため、しっかり行いたいものです。
- アップデート前に充電&Wi-Fi接続!
- 大切なデータはバックアップするか、外部に移す!
- 設定→システム→システムアップデートで更新!
- アップデート後は動作確認を忘れずに!
この手順を守れば、安全にスマホをアップデートできると思います。快適なスマホライフを送るためにも、しっかり行いましょう。