「〇〇の1年後の日付を表示させたいけど、どうすれば…」
Excelを使っていると、ある指定日付の1年後の日付を計算・表示できるようにしたいと思うことがありますよね。
Excelでは関数を使えば、簡単に1年後の日付を計算・表示することができますが、色々と注意点などもあります。例えば、うるう年における1年後など…。
今回は、そんなExcelで関数を使い、1年後の日付を表示する方法に関してまとめてみました!
1年後の日付の計算は、EDATE関数やDATE関数で可能!
EDATE関数
書式:EDATE(開始日, 月)
=EDATE(開始日,12)-1
(例)2024/1/1(開始日)の1年後。セルA1に2024/1/1の日付が入っている場合
=EDATE(A1,12)-1
2024/12/31
「=EDATE(開始日,12)-1」における”-1″がない場合
=EDATE(開始日,12)
(例)2024/1/1(開始日)の1年後。セルA1に2024/1/1の日付が入っている場合
=EDATE(A1,12)
2025/1/1
DATE関数
書式:DATE(年,月,日)
=DATE(YEAR(開始日)+1,MONTH(開始日),DAY(開始日))-1
(例)2024/1/1(開始日)の1年後。セルA1に2024/1/1の日付が入っている場合
=DATE(YEAR(A1)+1,MONTH(A1),DAY(A1))-1
2024/12/31
「=DATE(YEAR(開始日)+1,MONTH(開始日),DAY(開始日))-1」における”-1″がない場合
=DATE(YEAR(開始日)+1,MONTH(開始日),DAY(開始日))
(例)2024/1/1(開始日)の1年後。セルA1に2024/1/1の日付が入っている場合
=DATE(YEAR(A1)+1,MONTH(A1),DAY(A1))
2025/1/1
うるう年における1年後などを考えると、やはりEDATE関数が無難
開始日から1年後の日付を計算する場合、1年後の日付は、基本的にその開始日の1年目の応当日の前日になると思います。
応当日というのは、簡単にお伝えすると、同じ日にちのことです。
以下は例となります。
- 4月1日の3カ月目の応当日⇒7月1日
- 4月15日の3カ月目の応当日⇒7月15日
- 4月30日の1か月目の応当日⇒4月30日
- 5月31日の1か月目の応当日⇒6月30日(6月31日が存在しないため)
- 2月29日(うるう年)の1年目の応当日⇒2月28日
うるう年の場合、同じ1年後の計算でも、EDATE関数とDATE関数で結果が異なります。
EDATE関数の場合
開始日 | 数式 | 結果 |
---|---|---|
2024/2/29 | =EDATE(開始日,12)-1 | 2025/2/27 |
2023/2/28 | =EDATE(開始日,12)-1 | 2024/2/27 |
DATE関数の場合
開始日 | 数式 | 結果 |
---|---|---|
2024/2/29 | =DATE(YEAR(開始日)+1,MONTH(開始日),DAY(開始日))-1 | 2025/2/28 |
2023/2/28 | =DATE(YEAR(開始日)+1,MONTH(開始日),DAY(開始日))-1 | 2024/2/27 |
開始日からの1年後の計算において、厳密な計算を行いたい場合、やはりEDATE関数を使用する方がよいかもしれませんね。